ふいちゃんの中国日記

観光編/大黒山

大黒山・範大媽農家炖菜館

2007年4月6日


大黒山から下山して昼食を摂ったのがこの“範大媽農家炖菜館”である。ここの料理はいわゆる農家の料理である。裏手にある厨房はとても清潔で、これなら大丈夫と判断。ここの奥さんは日本語を話す。なんでも日本へ3年間、研修(実際上はアルバイト)に行ってきたのだという。通常は独身の人が多いようだが、この奥さんは子供が生まれてまだ小さいときに金州を離れ、3年間日本で仕事をしてきたのだと言っていた。

3年間のうち、中国へ帰ってきたのは一度だけであとはずうっと日本で生活してきたそうで、その3年間で日本語を覚えたという。日常会話はほとんど問題なくかなりのレベルである。ここは開発区に住んでいる日本人がよくやってくる山だから、日本語で書いておけばいい宣伝になるのではないかと一緒に行っていた中国人がアドバイス。

料理はボリュームタップリで、味も日本人向きである。ビールを2本、コーラを1缶飲んで合計で55元だから、はっきり言って安いと言える。次に大黒山へ登ったときは頂上から、あと1時間くらいで行くからと電話をしておけばちゃんと料理を作っておいてくれるという。

こういう料理を味わうと日本と中国(大連地区)との食文化の共通性を感じてしまう。

【註】
範大媽農家炖菜館 fan dama nongjia dun caigauan
ファン ダーマー ノンジャー ヅン ツアイグアン 範おばさんの農家風煮込み料理店