ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

鋤汨

2007年4月13日

これ、じつは日本の漢字のひとつです。と言っても、わたしもこれまで見たこともなく、初めてこの字を使う。コンピュータで調べたらちゃんとあった。だから恐らく平安時代ころにはこの字が中国から既に日本に伝わっていたのではないかと推測している。

この字は中国語ではyixian(イーシエン)と発音する。臓器の名前で心臓、肝臓、脾臓、肺臓、腎臓などはどれも「臓」がついて、これは中国語でも繁体字と簡体字の違いはあるものの基本的には同じ字である。

ところが膵臓は中国でも古くは膵臓と言ったようだが、今は「胰」あるいは「胰腺」というとのこと。どうして膵臓だけが途中で「臓」がなくなって別の言葉に変わったのか、きっとそれなりの理由があるはずだが、浅学の身には詳細不明としか言いようがない。