ふいちゃんの中国日記

社会編/時事

SARS

2007年4月22日

SARSが流行しだした頃、じつはわたしは中国広東省で仕事をしていた。それは2002年の2月だったと記憶している。その頃、広州で奇病が発生し、医師と看護婦が計4人急死したというニュースがテレビで流され、わたしの同僚たちは言い知れぬ不安に包まれていた。

それから間もなくしてわたしは広東省を離れ、日本へ帰国した。その後、連日中国で流行しているSARSが新聞、テレビの重大ニュースとなった。原因についていろいろ取り沙汰されているが、どうやら野生動物の「ハクビシン」が仲介動物らしいとして挙げられた。

後で分かったことだが、じつはわたしは広東省で仕事をしていたとき、これは珍しい野生動物の肉ですとだけの紹介でこの「ハクビシン」の肉を何度か食べていたのである。幸いSARSとは無縁であったが、かなり際どい地域に住んでいたのは確かだ。