ふいちゃんの中国日記

仕事編

中国系企業と韓国系企業の金払い

2007年5月12日

中国系企業と韓国系企業の全てとは言わないがかなりの部分、これらの企業は日本の企業に対して金の支払いがよろしくないところが多い。また日本系企業であっても責任者が実質中国系である場合はほとんど同じ情況である。

日本企業が中国へ進出して失敗するケースはこういう日本とは違った商習慣の実態を知らなかったことがよく指摘されている。日本系企業の中には多額の売掛金を回収できずに裁判を起こして、長い時間と労力を費やして結果、回収できたが裁判費用等を差引きすると実質回収ゼロに近い結果になった企業をいくつか知っている。こういうひどい目にあった企業は以降中国系企業との取引を一切行わなくなっている。

日系企業でも経理担当者が日本人でない場合は同じことが頻発している。そういうときは日本人総経理へ直接連絡して状況を説明して支払いをしてもらうことになるのだという。
  
日本系企業の場合は少なくとも大連開発区へ進出している企業については信用度は保たれていて、月末(あるいは25日)締めで、翌月払いというのが多い。中国ではもっとも有名な某家電メーカーでも金払いの悪さは誰でも知っているほど有名である。

わたしの勤める会社は総合的に判断して、どんなにおいしい話でも日本系企業以外とは取引しない方針になっている。但し、取引相手が製品を供給して、こちらが金を支払う関係の取引はまったく問題はない。しかし、Q(品質)C(コスト)D(納期)についての見極めは重要で、レベルの低いところと付き合うとひどい目にあう。

中国系企業でも優秀な企業はたくさんあり、そういうところは日本企業と同じような信用感覚で付き合うことができる。