ふいちゃんの中国日記

社会編/公共

公安局への入出国届け

2007年5月15日

「外国人就業証」を取得して、大連に常駐して働いている。有効期間は1年間であるが、これがあるので入出国は簡単で、要はビザが要らないのである。何度でも都度都度のビザ申請なしで入出国できる。期限がくると延長申請してさらに1年の有効期限となる。

但し、中国へ再度入国したときは翌日の内に管理担当の派出所へパスポートを持っていって、入出国したことを届けなければならない。これを怠ると罰金500元である。入国2日目以内に届ける場合は本人でなくても何ら問題なく受け付けてくれる。

一度、すっかり忘れて入国5日目に派出所へ運転手に届けに行ってもらったことがある。このときはすでに期限を超過していたので、代理人ではだめということになり、わたしに直接出頭せよということになった。

通訳をつれていくと係官から「なぜ期限内に来なかったのか」と聞かれたが、あっさり「忘れてしまっていた」と話したら「しようがないな」と言いながら罰金500元を払えという。「そんな大金は払えない。これまではきちんと処理して来たし、今回は仕事が忙しく来れなかったのだ。何とか安くしてください。」と粘って結局今回は初犯だから、じゃあ見逃してやるということになった。

これに懲りて春節休暇で日本へ帰り、大連へ戻ってくると早速派出所へいくのだが、こういうときは派出所もしっかり休んでいて、あと4日間休みだから5日目に来いなどと言われて引き返したこともある。

今回、またうっかりして再入国翌々日に運転手に行ってもらったら、こんなに5日間も超過しているのだから、やはり罰金500元だと言われたといって運転手が戻ってきた。そんなバカなことはない。3日目だよと説明して、もう一度今度は管理部の美人管理担当者に行ってもらった。

係官はわたしのパスポートの出国日の判子を見て入国日と勘違いしたようなのだ。入国日はこの判子のところだからここを管理者へ示して説明するようにと、美人担当者へ言い聞かせて行ってもらった。2日目が有効期限内ならさらに1日遅れはたいしたことではないかという計算があったから、「とにかくただにしてもらってこい」と行かせたのである。

やがて工場へ戻ってきた美人担当者の顔色を見てすぐ判断がついた。うまくいったようだなと。聞くと、係官も面子があったのか、なかなかうんと言わなかったが、結局2時間かけて説得し、ただにしてもらったのだった。よしよし、それでこそ美人担当者だ。