ふいちゃんの中国日記

社会編/公共

日本語を話す搭乗手続きの服務員

2007年5月30日

2007年4月30日6時55分、搭乗手続きのため大連空港の5番窓口へ行った。電光掲示板を見るとCZ629成田行きは窓口5番と表示されているのだが、カウンターの上にある表示板には何も表示されていない。広島、富山や名古屋行きはちゃんと表示されていて、すでに乗客が並んで搭乗手続きが始まっている。

だが、5番窓口も4〜5人の人が並んで実際に搭乗手続きが始まっていたのでわたしも並んだ。わたしの番になってその服務員に中国語で聞いてみた。「なぜ、上部の表示板に表示がないのか」と。するとよくわかる日本語で、搭乗手続きは“起飛”の1.5時間前、つまり7時10分から始まるので、だからそれまでは表示が出ないのだという。私は準備ができたので早めに始めました、と親切に説明してくれた。

これまでの服務員はここ大連でも、客がどんなに長蛇の列をなしていようと、時間が来るまでは絶対に始めなかったものだ。もし、これが日本語を話さない中国人服務員だったら時間前に仕事を始めるなど考えもしないことかも知れないと思う。

この服務員は話す日本語から察してひょっとしたら、日本での生活経験があるのかもしれない。そのため、日本的サービス精神になにがしか染まっているのかなあと思ったりした。日本人からみるとごく普通にある光景だけれど、これまでの中国では想像もできなかったことである。

いずれにしろ、中国も少しずつだが確実にサービスがよくなっているのを感じる。

【註】
起飛 qifei チイフェイ 離陸(する)