ふいちゃんの中国日記

生活編/健康

板藍根

2007年6月3日


日本で今、麻疹(はしか)が流行していてニュースになっている。ついこの間は早稲田大学が1週間の休講になったとか、さらにどこかの高校も休みになったとか報じていた。

日本だけのことかと思っていたら、大連でも麻疹が流行していることがわかった。じつはわたしは5月21日から1週間仕事の関係で大連にいなかった。28日(月曜日)から会社へ出勤して最初のニュースが、工場の従業員で腕とかに発疹がでて寮で休ませている、ということであった。

症状から察するにどうやら「はしか」のようである。もし「はしか」であれば伝染性が強いから仕事を休ませること、まず医者に診てもらうようにと指示した。5月28日の時点で同様の症状が5人にでているという。

診察結果はやはり「はしか」であった。医者からの情報では予防に「板藍根」がよく効くので飲むようにということである。中国でも「はしか」の予防接種はやっているそうだが、日本ほど徹底していないという。

早速、6月1日から「板藍根」を買ってきてもらって飲んでいる。値段は20袋入りで6元である。1日3回だから約1週間分。これで「はしか」が予防できれば安いものだが、はたして効果があるかどうか何ともわからない。

4年ほど前「SARS」が中国で流行したときは予防薬にヤクルトがいいということで、北京のヤクルトが品不足状態になったとニュースが報じていたことを思い出す。この「板藍根」も「SARS」のときのヤクルトと同じような意味合いなのだろうか。

【註】
板藍根 ban lan gen バーンランゲン