ふいちゃんの中国日記

仕事編

ADSL

2005年 10月 1日

 今や仕事にインターネットは必需品になってしまった。
とくに近年、仕事が世界的規模に拡大してからその威力は計り知れない。製品の100%を日本へ輸出する関係で、日本のお得意先との連絡がそれぞれ資材、品質管理、生産計画、輸出入業務、技術、製造の各部門からまいにち何件もはいってくる。緊急を要する場合を除きほとんどがe-mailである。e-mailそのものはたいへん便利なのであるが、日本にくらべると使用上いろいろと不便なところがある。
?送りたいときに送れない
 はなから送受信を受けつけないときもあれば、気がついたら途中でエラーになっていたりする。しかもこれは頻繁に発生する。国慶節休暇ま近の9月29日、30日はとくにひどかった。大連に数多くある日系企業が長期休暇をひかえて日本の親会社との連絡が集中しているのだろうと推測される。このような状況のときは時間単位で送受信ができなくなる。
?取り込みに時間がかかる
 容量が大きいときは時間がかかるのは当然ではあるが感覚としては日本のときにくらべて数倍かかる感じである。インターネットの取り込みでも日本だったら数秒ですむところがこちらでは分単位になってしまったりする。9月初めに日本へ出張したときは本来の取込み速度の軽快さに気分がすっきりしたものだった。しかし、「慣れ」というのは恐ろしい。まあ、こんなものだということになる。いらいらしても始まらないし、こちらではこれが正常状態なのだ。それにしても能率の悪さは否定しようもない。
原因はいろいろ考えられるが、やはり一番の要因は中国のインフラの遅れだろうと指摘する人が多い。こんな状況でもインターネットが使えないのよりははるかにましなわけで、もしインターネットが使えなかったとしたら仕事の速度、通信費、手間ひま(労務費)の損失ははかりしれないだろう。