ふいちゃんの中国日記

社会編/治安

何でもあり(3/3)

2007年8月19日

14)挨拶
挨拶はしないもの。まるでしてはいけないものと思っているのかなと思うくらい挨拶をしない人がいっぱいいる。(比率は少ないが挨拶をする人ももちろんいる。)

15)ごまかせるところは徹底してごまかす
成形樹脂材料は日本製より中国製が安い。PBTという樹脂で、価格低減で中国製を使おうして分析したら
? 砒素が環境基準の10倍含まれていた。
? 鉛が環境基準の6倍含まれていた。
? ガラス繊維の含有量が30%となっているのに分析したら20%しか入っていなかった。これは明らかに誤差範囲を逸脱している。意図的にごまかしているとしか思えない。日本でこんなことをしたら、会社は倒産するかもしれないが、何ともないところが中国の怖さである。
ある日系企業はこの成形材料を大量に使っていたが、この分析結果が出てから急遽、日本製の高い材料に切替えた。ガラス繊維は値段がけっこう高い。これでは安い筈である。なによりも環境基準が守られていないのだから恐ろしくて使えない。

16)賄賂
金が動くところ、賄賂がつきものである。経験的にいうと95%の人は平気でこれをやっている。26歳の小娘が1000万円貯金していたなど、後をたたない。これは日本にたとえると5000万円から1億円に相当する金額である。日本円にして2万円くらいの給料の人間が8年間で1000万円をためることはできない。給料とボーナスを全額貯金したとしても200万円〜300万円にしかならないのだから。

信じられないかもしれないが、これは事実である。しかし、忘れてならないのはまともな企業も確実にあるし、まともな人も確実にいるということである。ただその比率がいかに低いということである。