ふいちゃんの中国日記

観光編/漠河

供銷社

2007年11月24日

ここは北極村である。中国の典型的な店構えで、文化大革命以前はみなこのような供銷社だったという話しである。わたしは今回はじめてみる機会を得た。

1966年5月に始まった文化大革命が1976年10月の四人組失脚で終局してからすでに31年になるのに、いまだにこのような店構えが残っているのは珍しいことではないかと思う。それだけ漠河は辺鄙な土地であるいうことなのかも知れない。
しかし、中に入ってみて見て驚いたのは現在の中国のほとんどの店の原型がこの供銷社にあることが理解できたからだ。

大連開発区にある一般の店も外構えは変わっていても中身は全く変わっていない。

つまり、客が買いたい物を服務員へ言って、ケースの中から取り出してもらう形式である。

決して客が自由に品物を手に持って見たりすることはできない中国の代表的な店の形式である。

名前は供銷社で古いイメージであるが、中の陳列構造は今の大連開発区にもある店と基本的に同じである。

逆にいえば、41年経っても中国の店の基本構造は全く変わっていないということである。

中国4000年の歴史の中で確立された構造ということなのであろう。

【註】
供銷社 gongxiao she ゴンシアオ シャー 供給販売店