ふいちゃんの中国日記

生活編/街の風景

衣

2005年12月13日

 夏、スタイルのいい身体に短パンとへそが見えるのではないかと思われるほどの短いTシャツをまとった娘さんたちでにぎわった路上も、秋になって衣を一つ一つ増やすに伴い、街全体が沈んだ色にかわってきた。冬になって今は身体の線が全く想像もできないほどの防寒衣スタイル。
 秋、冬は日本の街が明るく美しい。それは街を歩く女性の服装がきれいだから。大連開発区は逆に沈んだ色に変わっていく。ファッションという意味では日本のほうがはるかに上をいっている。経済的な理由もあると思う。だが、「素」で勝負できる夏になると大連開発区のほうがだんぜん勝っている。冬の寒さが厳しいからこそ余計に夏になると衣を脱ぎ捨てて、開放的な気分になろうとするのであろうか。
 抜本的な差は日本人と大連人のスタイルの差である。これはどうしようにもない現実。最近日本人も身長が伸びスタイルはよくなってきたが、やはり畳生活と椅子生活の差が長年の間にこのような差になってしまったのであろうか。
 大連は3月が終るまでまだ長い冬が続く。