ふいちゃんの中国日記

生活編/衣食住

ピカピカ便器

2008年1月8日

ピカピカの便器というのはどうもリラックスして使えない。11月下旬のある日曜日、引越し後の新居へ招待されて行った。いま大連開発区では家を買うのに1平方米6000元が相場だがこの人は4000元で買ったという。

特にわたしを招待するからというわけでもないと思うのだが、洋式便器がピカピカなのだ。用を足すのに気を使って使うというのはどうも気分がスッキリしないものだ。

日本のある小都市の喫茶店に入ったことがある。トイレへ行ってびっくりした。ここの便器も和式でピカピカだった。しかも男子専用便器ではなく、大小兼用なのだ。男なら経験的に知っていると思うが、和式便器に小便してどこも汚さずに済ませるというのは大変むずかしい。

案の定、少し汚れてしまった。そのまま出たら、程なくして喫茶店の女主人がそっとトイレへ入って1分もたたないで出てきた。掃除してきたという雰囲気なのだ。気分がスッキリしなかったことを今も覚えている。

大体、男が和式トイレで立ったままで汚さずに小用を済ませるというのは至難の技であろう。専用の男子小用便器だって汚れやすくて「もそっと前へ。君のはそんなに長くない。」などと注意書きがあるくらいだから、ましてやより遠方にある和式便器へ汚さずに放尿するなど名人技であるに違いない。ピカピカ便器はもうごめんだ。