ふいちゃんの中国日記

文化編/感覚が違う?

忘情薬

2008年1月19日

中国人の女、特に東北部の女は非常に独占欲が強いと言われる。つまり男とある関係になったら、あらゆる努力を払ってその関係を保とうとする。例えば、男と一緒にいるとき、どこかの女性から男に電話がかかってきたと思ったら、さっと受話器を取り上げて「私はこの男の女だ。あんたは誰だ。」と切り出すというのだ。女にとってはこれは当たり前のことだとほとんどの女が共通に持っているようだ。

携帯電話なども机の上に置いていたりすると、どこから電話がかかってきたか、どこへ電話をかけたか、あるいはどこからどのような短信が入っているか、どこへどのような短信を出したかなど克明に調べるという。

場合によっては、女の名前で意味ありげな短信が入っていたりすると、男がシャワーを使っている間にその女に「もう短信を寄こすな」などのニセ短信を出したりするのはよくあることなのだという。

そういう監視を毎日のようにしているというのだ。この監視は結婚してからも変わらないそうだ。なぜ、このような監視をするのかというと、自分の今の環境を保つためが第一で、第二はどうやら独占欲と嫉妬心が非常に強いというのが大方の意見である。

それで、ある人がいう。そういう独占欲と嫉妬心が強い女には「忘情薬」を飲ませればいいのではないかと。実際にはこのような薬は薬局では売られていないのだが、意味するところは「独占欲とか、嫉妬心を忘れさせる薬」ということで、東北の女には「忘情薬」を常備薬として用意しておいたほうがいいという結論であった。

もし、こういう薬が本当にできたら、これはこれでけっこう売れるのではないかと思う。何でもありの中国だから、ひょっとしたらすでにあるのかも。

【註】
忘情薬 wang qing yao ワン チン ヤオ 独占欲や嫉妬心の情を忘れさせる薬