ふいちゃんの中国日記

社会編/治安

年末(春節前)は物騒

2008年1月23日

年越しの金がいるのか年末(春節前)はとかく物騒になり勝ち。毎年この時期になると注意を喚起する動きがでてくる。例えば、工場でいえば

   ?定期的に監視モニター記録をチェックする
   ?守衛が不定期に見回る
   ?出入りの人のチェックを厳重にする
   ?犬を飼う

等々である。

中国では客先の工場を出るとき、守衛が車の後部トランクを開けさせて工場の物を無断で持ち出していないか、中を検めるのは常識になっている。初めの頃は随分失礼な会社だなあと思ったりしたものだが、今はこれも中国ならではの必要なことかもと慣れてしまった。

多くの工場では赤外線センサーを使った防犯システムが取り付けられているが、文明の利器だけに頼るのは思わぬ落とし穴がある危険性がある。なぜなら

?守衛は夜監視しないで眠っていることがある
?守衛が泥棒と結託して工場の物を持ち出す
?システムが故障しているのに気がつかないことがある(定期的な動作確認をしていない)

ことはよく耳にすることだからだ。大体、防犯システムがあっても例えば、1週間に1回の動作テストをまじめにやっているところが何割あるか怪しいものだ。

わたしは原始的ではあるが犬を飼うのが非常に有効ではないかと考える。賊が侵入したことを告げる役割は犬でも充分役立つ。文明の利器と原始的な犬との両方で防犯体制を敷くのが最もよいのではないかと考えている。