ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

打水

2008年2月12日

この字は日本語と中国語とでは全く意味が違う。「打ち水」は「庭、門前、道などに水を撒くこと。または撒いた水」。夏はこの打ち水でぐっと涼しくなる。

じつは中国語の「「打 da だー」 にはたくさんの意味があって、ちょっと書くのも憚れるものもある。わたしの事務所のすぐ近くにお湯を沸かす電気ポットがあるのだが、毎回毎回そこへお湯を入れに行くのは面倒なので管理部門の担当者が温水瓶(お湯を入れて保温する瓶)を用意してくれた。

毎朝QL嬢の朝一番の日課になっている。QL嬢は朝は早く、わたしが出勤したときにはすでにこの温水瓶に熱いお湯が満々と入っている。急須などはないから大きめの湯のみにお茶っ葉を入れてお湯を注ぐ。ここから一日が始まるといった感じである。

このお湯を温水瓶に入れる、つまりお湯を汲むことを「打水 dashui ダーシューイ」というのである。一度聞くと覚えやすいが考えてわかる言い方ではない。

たまにわたしが先に事務所に入ることがある。そういうときにQL嬢は「“打水”に行くからちょっと待っていてください」と言いながら、空の「温水瓶」を持って作業場の入り口にある大型の湯沸かし器のところまでお湯を汲みに行ってくれるのである。

【註】
温水瓶 wenshui pin ウエンシューイ ピーン 保温瓶(今使っているのは2L用)
打水 dashui ダーシューイ お湯(あるいは水)を汲む