ふいちゃんの中国日記

文化編/伝統・風習

初七の仕事始めと爆竹

2008年2月13日

きょうは初七(chu qi チューチー)である。2月7日が春節の始まりで、即ちこの日が初一(chu yi チューイー)で、旧正月が始まってから7日目という意味になる。

きょう、初七は大連では多くの会社で仕事始めの日だったらしい。今朝の8時前から始まったすさまじい爆竹の音は11時になってようやく下火になったものの、けっきょく1日中夜の8時になってもあちこちで散発的になり響いている。

悪霊をその場から追い出すためと聞くが、静かになれば雀が舞い戻ってくるように、悪霊も爆竹の音が収まればやがて元の居場所に舞い戻ってくるのに違いない。だからこそ人々はなにかあればまた爆竹を鳴らして悪霊を追い出すのだろう。

多くの人から聞かれる。「日本も爆竹を盛大に鳴らすのか」と。「日本は正月だからといって爆竹を鳴らすような習慣はない」というと、誰もがふーんという顔をする。「一衣帯水」の国と言われながら、中国人の日本を知らなさ過ぎるのはマスコミも大いに関係しているのであろう。

そうかと思うと、2月3日首都圏に降った大雪の情況は中国の「CCTV中央電視台」で全国的に放映されたらしい。交通が麻痺状態とはまさか言わなかったはずだが、大連へ戻って、多くの友人から「帰りは大丈夫だったか」と聞かれた。2月3日、成田に着いてから電車に乗ったのだが、確かに雪はかなり降っていたけれど、交通事情に支障を来たすようなことはまったくなかったのだ。

ともあれ、大連の新年が始まって今年も忙しい1年になりそうである。