ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

茶壷

2008年2月18日

茶壷(cha hu チャーフー)とは急須のことである。お茶の壷だから日本語では急須だなあと理解できる。

しかし、中国では茶壷を使わないでお茶を飲む機会はやたら多い。どうするかというと、大きめの湯飲み茶碗にお茶っ葉を入れ、それからお湯を注ぐ。こういうのみ方の場合は、大体お茶っ葉は上に浮く。

初めてこういうお茶、つまり一面お茶っ葉だらけのお茶に出会うとどうやって飲むのかなあと考えてしまう。中国人の飲み方を観察していると非常に慣れた風にまず口を尖らしてふうふうとお茶っ葉を吹いて移動させる。

するとお茶っ葉のない空間ができる。それから素早く口を近づけてお茶を飲む。飲み終わる頃にはお茶っ葉は元の位置に戻ってくるのだが、口の中には入ってこないので問題はないのだ。そしてまた表面はお茶っ葉だらけになってしまう。

次にお茶を飲むときはまた同じ動作を繰り返して空き空間を作り、同じ要領で飲む。慣れてしまえばこれはこれですんなりとお茶が飲めるのである。中国4000年の歴史の中でこういうお茶の飲み方も確立しているということか。