ふいちゃんの中国日記

生活編/衣食住

未経許可、請不要使用電話

2008年2月20日

どうもわたしの部屋の電話が使われている形跡があった。それで使用明細書を取寄せて確認したところ、確かにわたし以外の誰かが使っている。長距離電話は電話番号が記録されているが市内電話は使用料金だけの記録である。

わたしは長距離電話は部屋の電話機を使うが市内電話は使用することは滅多にない。だからこれはわたし以外の誰かが使っている証拠である。使用料金は32元であった。確認したところ市内料金は1分間0.2元だという。するとこれは160分ということになる。1ヶ月22日として、なんと1日平均7.3分である。

犯人は誰か。わたし以外に毎週月曜日から金曜日まで昼間わたしのいない時間帯にわたしの部屋に入ってくる人がじつは一人いる。掃除のおばさんである。月の半ばに使用明細書を取寄せて確認が終ってからすぐに「未経許可、請不要使用電話」と受話器の上に紙を貼った。

翌月の半ばに再び使用明細書を取寄せて確認したら、市内電話料金が半減していた。そして翌々月の使用明細書では市内電話料金はほぼなくなっていた。つまり貼紙をしたときは月の半ばなので半減、3ヶ月目はほぼゼロというのは極めて理屈にあっているのである。貼紙の効果はあったのだ。

しかし、このおばさんは貼紙をしてから間もなくしてわたしにメモを残した。「私は絶対にこの電話機は使っていません」と。無断使用がなくなったのでわたしはこれ以上の追及はしなかったが、客観的事実は犯人が誰かを示している。

【註】
未経許可、請不要使用電話 weijing xuke, qing buyao shiyong dianhua
    ウエイジン シューカー、チーン ブーヤオ シーヨン ディエンフア
     許可なしに電話を使わないでください。