ふいちゃんの中国日記

自然編/童牛嶺

狗尾草

2008年3月7日

「自慢じゃないが」と断って自慢しなかったためしがないというが、これはほんものの「自慢じゃないが」である。じつは草の名前はあまり知らないのだ。

狗尾草(gou wei cao ゴーウ ウェイ ツアオ )は狗(=犬)の尻尾の(ような形をした)草である。日本名はエノコログサいうようだ。

この草は色が違う2種類とも大連にもたくさんある。わたしの小さいころはこれを「イヌコロ」と呼んでいたものだが、同じくインターネットによると“エノコログサの由来は「いぬころ草」の意味であり、穂の形が子犬の尻尾に似ているからであるという。”してみると「イヌコロ」という呼び方もあながちまちがっていたわけではなかったのだと納得。

この草は非常におもしろい動きをする。それはこの実の先についているひげの角度にあり、手のひらに隠し持って手全体をゆっくり握っているとこの「エノコログサ」が姿を現してくる。ちいさな子供にとってはまるで手品のようにみえるらしい。