ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

夢卜泥

2008年3月8日

4人娘の一人が26歳の誕生日という日に誕生会を開いた。よく利用する日本料理店で、今回はわたしが金主になった。

一人がケーキを買ってきて、これは最後に食べることになっていた。さんま塩焼きがでてきた。ここの店のさんま塩焼きは少し焼きすぎで、さんまの味があまりしないのであるが贅沢は言えない。なにせ日本へ行ったことのないコックさんが作っているのだから、まあ大体こんな感じだろうと作っているのに違いない。

例によって大根おろしが皿に乗っている。なぜ大根おろしがついているのか、コックさんが知っているかどうかはわからない。4人娘の一人が「これは何」と聞く。「夢卜(luobo ルオボ 大根)をすったものだよ」、というと「啊啊(ああ)、夢卜泥。」。

なるほど、大根おろしは「夢卜泥」なのだ。確かに大根が泥状になっている。こういうのを知ると中国人の命名法がそれとなくわかってくる。つまり、見た目何に似ているのかということのようだ。UFOの「飛皿」もそうだし、日本も外国の言葉をそのままカタカネで表現しないで、このような発想で命名を考えれば、それなりになるほどという命名ができるのではないかと思うのだが、どうなのでしょうかね。