ふいちゃんの中国日記

生活編/商品情報

洗濯粉せっけん

2005年12月22日

 日本では洗濯粉石けんが濃縮型に変わったのは10年以上も前だったように記憶している。新聞で読んだのだが、もともと粉石けんは濃縮型で開発されていたのを増量効果を出すために“ふわふわ”状にして発売されたいきさつがあるらしい。しかし、その後物流コストを引き下げるため“ふわふわ”状をやめて本来の姿に戻したのが現在の形のようだ。これで単純に輸送費が2〜3分の一くらいに減ったのではないか。
 大連の超市で売られている洗濯用粉せっけんは紙の箱ではなく昔ながらのプラスチック袋に入れられている。値段は2kgで8元ほど。これより安いのもあれば高いのもある。袋には印刷で、日本でもよく見かける四角い形状のカップの絵があり、洗濯物の量によって2杯とか3杯とか書かれてある。だが、なんど買っても説明に描かれてあるようなカップはどこにも付属されていない。もちろん袋のなかにも入っていない。メーカーや品名を替えてみてもカップはどこにもついていない。
 だから粉せっけんを入れるときはいつも感じで入れることになる。わたしが使う量では2日に1回洗濯して2kgで約1ヶ月もったが、前の洗濯おばさんは半月で1袋なくなっていた。粉せっけんが少なくなると早めに事前に買ってきておく。今の洗濯おばさんは毎日洗濯するのに1ヶ月以上ももつ。金額的にたいしたことではないのでどうでもいいことではあるが、人によって使用量がこのくらい違う。
 カップが中にでも入っていたら使用量はおそらくそんなには違ってこないと思う。単なる洗濯ではあるが、作業の標準化の重要性を考えてしまう。標準書があるのにそれを実行するための計量器がついていないのだ。いずれ中国も新技術導入により、濃縮タイプの粉石けんが市場にでてくる日が遠からずくるに違いない。