ふいちゃんの中国日記

生活編/健康

口腔科

2008年6月6日

日本語の「口腔」は“口のなかの空間”である。「口腔外科」というと口のなかの虫歯以外の外科的な治療である、という認識でいた。

顔に怪我をしたので病院に行った。日本の常識でこれは外科であろうと判断して外科で受付を済ませた。実際に診察室へ行くと、これは“口腔科”だというので、“口腔科”へ行った。幸い、受付はそのままでよかった。

解せないので、看護婦へ確認した。するとこう言うのであった。つまり、首から上の顔の部分で、目は眼科、耳と鼻は耳鼻科でそれ以外はすべて“口腔科”であると言われ、なるほどそういう区別になっているのかと納得したのであった。

たしかに診察室にはよく見かける歯科の診察台があって、ゴリゴリガリガリと削る小道具類が一杯揃っているのだ。だから中国の口腔科は日本でいうと“外科”と“口腔外科”が一緒になったような感じである。

治療は赤チンのような赤色の液体を塗って患部をガーゼで覆うだけで、あとは大した治療はしてくれなかった。仕方がないので自分で薬局へ行って消毒液を買ってきて毎日消毒をしていた。