ふいちゃんの中国日記

自然編/気候

晩霞

2008年6月19日


2008年6月16日の夕刻、大連開発区の上空は奇妙な雲に覆われていた。見る人に不安と不気味さを感じさせる形をした黒色の雲である。あと少しで太陽が沈もうとしている遥か西の端は夕焼け色に染まっているのに、ここ開発区の上空は黒色である。

運転手に「明日は雨かなあ」と聞くと「天気予報はあした雨だと言っていた」という返事である。「なるほどなあ、やはりそういうことか」と一人合点。「通常は夕方は晩霞が多い」と運転手氏。

この形は開発区の上空に蛇か龍でも現れたようにも見て取れる。普段、こういう形の雲は見ることはない。わたしにとっては始めてである。果たして、天気予報通りに夜から雨になって17日の10時ころにようやく上がった。

6月にしては寒い一日で、この日は長袖の人が多かった。

【註】
晩霞 wan3xia2 ワーン シア 夕焼け