ふいちゃんの中国日記

社会編/経済

中国南方に大きなウネリ

2008年6月27日

いま、中国の南方におおきなウネリが起きている。つい、この間まで多くの日本企業が中国の深圳、珠海、東莞などの南方地域へ進出していった。だが、この2〜3年で、中国の物価は大きく上昇し、賃金も7〜8割あがってきた。

特に、南方の賃金の上昇は中国でトップである。多くの省から出稼ぎにやってきている。必然的にというか治安が悪くなっている。大連では夜遅くなると安全のためにタクシーに乗る。だが、南方では決してタクシーに乗ってはいけないと南方からやってきた人がいう。なぜなら、もっとも危険だからというのだ。

物価高で治安も悪い、おまけに最近は景気がやや悪くなっている。南方での倒産企業が増えているという現実がある。大連地区でも倒産会社が増えている。南方から逃げ出そうとしている日系企業が少しずつ増えてきている。行き先は物価も南方に比べればまだ安い、治安もいい大連がその候補に上がっているのだ。

現実に、大連へ市場調査にやってくる南方の日系企業が増えている。このウネリはさらに大きくなろうとしている。