ふいちゃんの中国日記

文化編/日本と同じ!

KTV

2008年9月5日

中国人もカラオケが大好きである。これは日本人だからとか中国人だからとか言った区別ではなく、ひょっとしたら全世界の人々が歌を歌うのは大好きなのではないかと思う。

日本人が多いところには日本式カラオケクラブがあるのはご承知の通り。しかし、これは中国人が考え出した日本式カラオケであるような気がする。とは言え、中国人も韓国人も欧米人もこの日本式カラオケクラブを利用するうえで制約はなにもない。

店によってはほぼ100%の客が日本人のところと、徐々に韓国人客が増えている店とがあって少し情況が変わってきているようだ。日本人は日本人だけのカラオケクラブを好む傾向が強いようだ。

カラオケお嬢さんが男子トイレでゲーゲー吐いていることがある。小便器は、吐くにはちょうど具合のいい形であるのがその理由のようだ。こういう場合、客はほぼ韓国人であるとみてよいとのこと。

日本人の客は大変おとなしいが、韓国人の客は「これだけ高い金を出しているのだから客の言うことを聞け」と言って無理やりアルコール類を飲ませるのだという。言うことを聞かないと怒り出して始末が悪いのだそうだ。そしてぐでんぐでんに酔わしておいてホテルへ連れて帰るのだという。だからお嬢さんたちも韓国人の客は警戒しているのだという。

KTVは中国式カラオケ店と言われている。KTVには2種類あって、一つはお嬢さんがいるカラオケ店、もう一つは純粋なカラオケ店。純粋なカラオケ店は日本のカラオケ店と全く同じである。この純粋なカラオケ店が開発区でも増えている。

まず飲食物を先に買う。運ぶのは服務員がやってくれるので客は自分で運ぶ必要はない。一部屋3時間でいくらと料金を交渉する。すべて先払いである。部屋はいろいろあるが総じて広い。トイレが部屋の中にあるところもある。当然、入り口のドアは一部透明ガラスになっていて、いつでも外から中を見ることが出来るようになっている。ドアには鍵はかからない。

こうして3時間なら3時間、歌を歌ったり、雑談したり、ときにはディスコダンスなどにも興じて時間はあっという間に過ぎていく。中国人と一緒に行くと、普段は見ることが出来ない「素の本人」を見ることが出来るので大変参考になることが多い。

料金は、最近わたしが行っているKTVは人数には関係なく、1部屋1時間50元(約750円)である。