ふいちゃんの中国日記

生活編/気をつけよう

箱物は全てチェック

2008年9月7日

“何でもあり”の中国だから、ちっとも不思議なことではないかもしれない。超市“好又多”でよく買物をする。レジのところで10分〜20分並んで待つのはもう慣れてしまって当然かのようになってしまった。

“好又多”では箱物はすべてレジの担当者が蓋を破って中を確認する。写真の練り歯磨きを2個買った。1個は家で、1個は会社で使う予定で。破れて開いているのはレジの担当者が開いて中に不正持ち出し品がないかどうかを調べた結果である。本来なら2個とも開けて検査しなければならないのではないかと思う。半分は作業標準通りに半分は手を抜いたものであろう。もし、彼女の上司が傍にいたらまちがいなく2個とも開いたはずである。

一昔前、中国西部地区の中核都市で、ある百貨店が開店したとき、菓子類の売り場とその上の階とは単に階段でつながっていただけだったので、多くの人が菓子袋を手に持って、食べながら上の階へ上がって行った。上の階へ着いたときは菓子袋の中身は人の胃袋へ移動していた。それに気がついた店側が、その階の出入り口はレジの傍だけに改造した実例がある。

ここの好又多は地下1階にあって出入り口は2箇所だけである。入り口は常時監視人がいて、チェックしている。レジ袋が無料のころは袋自体持ち込みするときは店が用意した所定の袋へ入れて密封してからでないと持ち込みができなかった。6月からレジ袋が廃止されてからさすがにそれはなくなったが、商品を隠せるような大き目のバッグなどはいまでも店が用意した所定の袋に入れて密封しないと中に持ち込めない。

レジのところでこの封印をはずしてくれる。そのまま持ち出そうとすると出口にあるセンサーが検知して警報が鳴り、警備員が飛んでくる仕組みになっている。