ふいちゃんの中国日記

仕事編

孔雀魚の出産

2008年9月25日

ずうっとオスが追っかけ、メスが逃げていたのに、2〜3日メスの動きが以前と違ってきた。石の影に身を潜めるようにしてメスの追っかけを避けている。お腹も急に大きくなってきた感じで逃げる速度も以前より遅い。

そして、お腹がさらに大きくなった感じで、ほとんど動かなくなったのだ。直感的に、もうすぐ子供が生まれるのではないかと思った。

それで、夕方退勤時に宿舎にいる従業員の部屋へ水槽を運んでもらい、魚の赤ちゃんが生まれたら親やオスに食べられてしまわないように隔離するよう依頼した。

翌朝、「夕べ、どうだった」と聞いても「まだ生まれていない」という返事だったのだが、わたしの事務所に持ってきてもらい、よく見るとすでに3匹生まれていたのである。

それから、10時ころまでに合計35匹ほど生まれた。ところが客先へ出かけなければならなくなり、そのままにして1時間後に戻ってきたら、たったの6匹しか残っていない。しまったと思ったが、あとの祭りである。

あわてて、別の容器へ移したが、2匹がまもなく死んだ。どうやら親に口の中まで入れられて食べられる寸前に吐き出された2匹らしい。親から分離して12日が経過したが残った4匹は元気である。余程のことがないかぎり大きくなりそうだ。