ふいちゃんの中国日記

生活編/商品情報

ワダカン リンゴ酢

2008年10月29日


大連開発区でリンゴ酢がちょっとした健康ブームのようだ。ある友人が「これは身体にいいですよ。」とワダカンのリンゴ酢を一瓶プレゼントしてくれた。

濃縮タイプで、3〜5倍に薄めて飲む、と説明書がある。さっそく、飲もうとした。ところが蓋がうまくとれないのだ。こういう方式を何というのかわからないので説明できないのだが、写真をみてもらえれば“ああ、これか”とすぐにわかる方式である。

引っ張っているうちに指を入れて引っ張る部分が切れてしまった。万事窮す、ナイフで開けることにした。

引っ張る部分を引っ張って開けるには、本来裂けるであろう凹部の肉厚がある一定の範囲に入っていなければならない筈だ。この製品はこの厚みが厚すぎて開かないのだ。これは明らかにこのキャップ部の品質不良である。本来の機能を果たさないのだから“致命欠陥”である。

ワダカンは日系企業なのに、なぜこんな容易に発見できる部分の致命欠陥商品を販売しているのだろうか。日本式品質管理が実施されていれば絶対に市場へ流出しない不良品であろう。

キャップの成形金型に問題がある。この欠陥キャップは大量に生産されているであろう。成形後の機能検査およびキャップの受入時の抜取検査で100%検出できる不良である。

だが、幸いなことにこの「苹果醋 ping2 guo3 cu4 ピン グオ ツウ リンゴ酢」の味は大変すばらしいのだ。中国式レストランでリンゴ酢のパックジュースがあるが、あれは酢が薄すぎてわたしの味の好みではない。

久しぶりに酢を飲んで、そう言えば小さいときから酢が好きだったことが思い出されてきた。

キャップ部の改良がなされればこの商品は売れるであろう。なによりも味がいい。