ふいちゃんの中国日記

生活編/健康

克山病

2008年11月1日

2日前、テレビ劇「蘭花花」が終った。この中に「克山病」が出てくる。サッパリわからないので辞典で調べてみた。

カシンベック病。黒龍江省克山県で最初に発見された地方病で、慢性の心臓性疾患。地方によっては攻心翻とも(小学館:日中辞典)。

中華人民共和国以前は中国は一夫多妻制だったそうだ。家系は男系で、男の子が生まれないと、なにかと面倒くさかったようだ。だから家長は跡継ぎの男の子が生まれるまでたくさんの太太(tai4 tai・タイタイ 奥さん)を擁して頑張るのである。

ある一家で、じつは男の子がいたのであるが、この男の子が「克山病」で若死にしたのである。残っているのは女の子一人で、家長はもういい年齢なのであるが、再び跡継ぎの男の子が生まれるようにと一夫多妻制の下、9人目、10人目の若い奥さんを娶るのである。 
 
しかし、この9人目、10人目の若い奥さんに子供が生まれることはなかった。理由の一つは、家長がある薬を医者から言われた量を無視し、量の多いほうが良く効くだろうと勝手に判断して大量に飲んだため病気になり、子供を作る能力がなくなったからである。

【註】
克山病 ke4 shan1 bing4 カー シャン ビン  カシンベック病