ふいちゃんの中国日記

社会編/公共

金州に国際空港

2008年11月9日

金州区は歴史の古い街であることは既に紹介した。大連駅から金石灘へ電車が走っている。利用客の多い時間帯は1時間に3本走っていて便利である。休日、大連市内へ行くときはわたしもこれをよく利用する。

開通当初、利用客が少なく年間数百万元の赤字路線と囁かれ、開発区の企業の税金で補っていると噂されていた。ところが最近は、休日のせいかもしれないがいつも超満員である。以前よりも利用客が増えているのはまちがいない。

現在、開発区の「金馬路駅」から線路が分岐して金州区へ向かう路線工事が進められている。昨年の10月が開通予定だったはずだが、1年以上経った今もまだ完成していない。しかし、雰囲気としてはそろそろ開通しそうである。五彩城の横にある「開発区駅」も通るのでこれから金州へ行く交通は便利になる。

情報通によると、じつは大連市金州区に国際空港ができるのだという。場所もすでに決まっているらしい。将来は現在の大連空港(周子水空港)は国内線専用になり、金州の空港が国際線専用になるのだそうだ。現在建設が進められている電車の金州路線は金州国際空港の完成に合わせて空港まで路線を延長する計画なのだという。つまり、現在建設中の金州路線は金州国際空港を含んだ大きなプロジェクトの一環なのだ。

ところがこの話、地元の金州に住んでいる人々は案外知らない。わたしの身近に金州に住んでいる人が何人かいるので聞いてみたが誰も知らなかったのである。しかし、この計画はたんなる噂ではなさそうである。