ふいちゃんの中国日記

仕事編

順眼

2008年11月24日

日本語では「思惑が逆目にでた」とか、「賭けが逆目にでた」とかいう言い方はあるが、「“順目”にでた」という言い方はあるのだろうか。果たして一般に使われているのかどうかはっきりしない。

順眼(shun4 yan3 シュン イエーン)は“見て感じがよい、見た目によい”という意味(小学館:中日辞典)であるが、地元の人々が使っている意味はもっと広い。たとえば部下Aさんは“ほうれんそう(報告・連絡・相談)”がよく、仕事もきちんと処理できるとすれば、一般に上司の評価はよくなる。こういうとき上司のその部下に対する評価は“順眼である”などという。

逆に、部下Bさんは“ほうれんそう”がほとんどなく、へまばかりしていて会社に多大な損失を与えているというような場合は“不順眼である”。

わたしの持っている中日辞典には「逆眼」という言葉は載っていない。