ふいちゃんの中国日記

社会編/経済

満100送105

2008年11月26日

安盛広場の高い所に5周年記念の派手な広告が大きく掲示されている。「満100送105」とはどういう意味であろうか。いろいろな人に聞いてみるとおよそ次のようである。

100元の買物をすると買った物以外に、さらに105元の値打ちのある物をくれる。それは他の商品の場合もあるが、多くの場合、商品券で、しかもほとんど特定の物しか買えないことが多いという。例えば、売れ筋の悪い商品で大量に在庫を抱えている場合、この105元の商品券はその売れ残りの商品をさばく手段として使われる。

実際には欲しいとは思わない製品であるから、実質的にこの105元は価値がないことになる。仮にそれぞれの商品の利益率が52%であれば、損失にはならないわけでそれよりも資金の流動性を重視したほうがいいという考え方であろう。

とは言いながらも、11月23日の日曜日、安盛はこの大広告につられて、普段の2〜3倍の客でごった返していた。そして、「満100送105」の大広告を写真に収めたわたしのデジカメがみごとに掏り取られてしまったのだった。

というわけで、折角撮った大広告の写真をここに掲示することができないのはまことに残念。